中間省略登記が事実上できなくなった問題の解決方法をまとめた書籍「中間省略登記の代替手段と不動産取引」が、08年度の日本不動産学会賞(著作賞)をこのほど受賞した。
不動産登記法の改正で中間省略登記が事実上できなくなったことに対応し、土地有効利用・不動産流動化の阻害要因を排除するため、民法の第三者のためにする契約や他人物売買などの方法を駆使して、内閣府・法務省・国交省の担当者らが協力して完成させた代替手段を詳説した。授賞理由で、「画期的な業績」と評されている。
同書は、不動産取引実務に活用できるだけでなく、民法学の重要テーマの理論的展開に寄与した点も評価された。
著者は、代替手段の完成に寄与した、内閣府規制改革会議委員の福井秀夫・政策研究大学院大学教授、法務省及び国交省担当官、吉田修平・弁護士、福田龍介・司法書士、遠藤信明・住宅新報記者の6人。住宅新報社刊。